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Szatmarcseke

サトマールチェケ

船の形をした木製の墓標のある墓地は、ヨーロッパではここだけか見られないもので、保護の指定を受けています。舳先を天空に向けて立つ600本の船形墓標の由来やその意味は、学者の間でもまだはっきりとは分かっていません。

ハンガリー国歌の作詞者で、ハンガリーの言語改革運動の推進者であったケルチェイ・フェレンツKolcsey Ferenc（1790-1838）は、この村に23年間暮らし、ここに眠っています。ケルチェイ記念室　Kolcsey Emlekszoba （文化センター内 Muvelodesi haz)では、ゆかりの品々が公開され、彼の生涯を伝えています。

村には美しく古い民家が数多く残っていますが、その中の一つが、サトマールチェけ地方資料館Szatmarcseke Tajhaz になっています。200年前に立てられた民家で、煙突が台所から直接外に延びている、藁葺き屋根典型的な農家造りをしており、室内には当時そのままの調度品や道具類などが置かれています。